Prophet-6製品版はNAMM発表試作機から一部機能が更新されているらしい

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Dave Smith Instruments Prophet-6製品版での追加機能

詳細不明ですが、現在分かっている情報をまとめておきます。
◆試作デモ機で気になったSN比が改善
電源部分へのシールドやら色々調整されたらしい。その効果は製品版同等機を使ったデモ(下の方に)で確認することが出来ます。
◆バックパネルにアルペジエータートリガー端子追加
◆変則チューニングモードの追加
海外フォーラムで要望が多かったとか。Rev3みたいに使える?
◆グローバルセクション専用ボタンの追加(下記参考画像)
プリセットボタン兼用です。
※クリックで拡大表示Prophet-6グローバルボタン※枠無しがNAMMで披露された試作機、赤枠が製品版です。Prophet-6のパネル◆一次出荷は2015年6月の二週目らしい
一次分は力のあるショップ(Sweet Waterなど)が全部持っていくのではないかという噂話も。実際Moog Sub Phattyの一次出荷がそうでした。
◆事前情報通りボイスカードはセパレート設計
これなら故障がボイスカードの不良と断定できる場合のみ、カードだけ保守部品として取り寄せ、より安価な修理が可能かもしれません。派生機種も出やすそうです。Prophet-6 ボイスカード安価な1ボイスのProphet-Rack、又はデスクトップ機Prophet-1、天板を空けるとボイスカードスロットが用意されていて、ユーザー自身でボイス拡張可能、なんて気の利いた機種が出るのではないかと予想出来ますね。

最新のデモ ※2015年4月28日現在

試作機、量産同等機を持っている方々のデモサウンドがSNS等で確認されているので、まとめて掲載しておきます。
契約ミュージシャン、マニュアル制作委託者、または音色制作者なのかも?

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Hi Prophet-6! #davesmithinstruments #prophet6

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上のInstagramは空気を通した音なので質感までは分かりませんが、Prophet5との比較(一番下)を見る限り、音”色”のキャラクターは似ているように感じます。





一方、SoundCloudの方はダイレクト録音なので耳への情報量としてはまずまずではないでしょうか。

音色エディット機能については、変調にノイズが無いとか残念な点もありますが、どうなんでしょうね?
シンセサイズを最終目的にするか、楽曲作品を降ろす為の絵具の1つと捉えるか、私は主に後者なので、ノイズ変調したければ他の絵具を用意して済ませる感じで、結構適当に考えています。

※追記 SHを最大速度にすることてノイズになるそうです。

オシレーターは我が家にあるMemorymoogのVCOボリュームを3以下にして、サチュレーションの少ない状態にした音に似ているような気がします。 Prophet5 Rev3と同じVCOチップであるCEM3340を19個(1つはLFO)積んだMemorymoogに似ているという事は、Prophet5改訂進化版として見てもProphet-6は中々グッとくるキャラクターに思えますが、真相はいかに。

届き次第Memorymoogと比べてみたいと思います。
本来はProphet5と比べるべきなんでしょうが、我が家のCEM3340搭載機はMemorymoogだけなもので…。
TETRAのDCOと比べて見るのも楽しそうかな?

もろもろYMOフォロワーさんの意見を聞いてみたい所です。

Prophet-6の日本発売日は?価格は40万オーバー?

日本では福産起業(直営店:Five G)がDave Smith Instrumentsの代理店となっていますが、4/28日時点で価格・発売日のアナウンスは有りません。

4/29追記
4月29日午前2時(日本時間)に、DSIより最終的な販売店向け卸し価格提示がされました。これを受け、これから徐々に各販売店プリオーダーが増えるはずです。
ただし、日本の場合はこの価格を受けて福産起業が価格設定をし、その情報が日本の販売店に行きわたる必要がありますので、米国より解禁は遅れると思われます。

そして、皆さんご存知かと思いますが…
今年3月、福産起業はDave Smith Instruments製品の値上げを発表。Prophet12が40万から50万へ値上げとなるなど、全体的に5万~10万の値上げが行われました。
Rock-oN-Company
アメリカ本土での値上げはありません。為替の影響という事で、日本だけでなく欧州圏でも価格が上昇し、海外フォーラムは阿鼻叫喚という事態に。

たとえば、
Prophet12の本国価格は2999ドル、日本への国際送料と値引き分が大体相殺される程度はあるので、37万円程度あれば個人輸入が可能。
ざっくり、Prophet12を日本で代理店から買うと50万、個人輸入すると37万という事になってしまいました。

となると気になるのがProphet-6の国内価格設定。
Prophet12は本国2999ドル、日本代理店価格が50万です。
Prophet-6が本国2799ドルという事なので、日本代理店だと45万円前後に?

個人輸入は当然安い。しかしリスクを覚悟!

Prophet-6を本国の某ショップから買うと、カード決済手数料、送料入れて31万円+税関通過後の消費税(商品代金の60%に対して8%の消費税)だったりします。


↑実はそれほど高く無い。

国内代理店である福産起業の値付けが40万を超えた場合、個人輸入より10万円以上高くなってしまう可能性も。

しかし、初期不良や保障期間中の送料は片道、または往復費用がかかることをお忘れなく。片道1.7万あればおつりが来ますので、国内代理店価格より3万5千円以上安くないと個人輸入に旨味はありません。

国内代理店が高くなるのは仕方がない事。
電気用品安全法(PSEマーク)に関わる申請業務、日本語マニュアル作成、ユーザーサポート、更に一定在庫を仕入れ保管するわけですから、為替リスクもあります。雑誌への広告出稿費もありますね。

それにしてもマージン乗せ過ぎだろと…いや、何でもないです。ごめんなさい。