CMSとしてのXOOPS Cube

CMSとしてのXOOPS Cube

以前のエントリーでも書いていますが、当サイトはXOOPS Cube(以下XOOPS)によって構築させて頂いてます。開発者さん達に感謝!

XOOPSはオープンソースライセンスであるGPL(GNU 一般公有使用許諾書)に基づいて開発されたソフトで、会員制ポータル・コミュニティーサイトを簡単に構築、といった使い方がウリだと思います。

特徴的なのがモジュール単位で様々な機能・プログラムを自由に追加・削除することが出来る事でしょう。
これによってブログ・掲示板といった物から研究機関用DB迄、様々な機能を同時に管理・運用が可能です。

サイトコンテンツに適したモジュールを追加し、CSSによって見た目も自由にカスタマイズ。各モジュールは管理画面で様々な設定を行えます。
phpやcssが解かる人は好きにカスタマイズが可能ですし、
よく解からない私のような人でも”それなり”に設定変更が可能なのです。

普通にサイト運営をする場合においても優れたCMSとしてサイト管理者をサポートしてくれるXOOPS。
今回は、その素晴らしい機能のほんの一例をご紹介します。

レイアウト自由自在! ブロックの概念

パッと見で最も解かりやすいのがレイアウトをコントロールする”ブロック”機能かと思います。

管理者としてログインし、管理メニューに入ると”ブロック管理”というメニューを選択出来ます。
下の画像がそのブロック管理画面です。

XOOPS Cube ブロック管理画面

  • モジュールブロック名
    各モジュールにはあらかじめ様々なブロックが用意されていて、その名称がここに表示されています。
  • 表示位置
    縦四分割されたページの何処に配置するか決める機能です。
    “このブログ記事部分”が表示されている場所が真ん中のチェックボックスになり、左の”コンテンツ”メニューが表示されている場所は一番左のチェックボックスを選択する事で表示される位置になります。
  • 表示順序
    名の通り、縦方向の表示順序になります。0が一番上になり、数字を変更する事で並び順を自由にコントロールする事が出来ます。
  • 表示
    このチェックボックスで表示・非表示を設定出来ます。

拡大画面では切れていますが、”表示”の左にある”編集・削除”を押すことでブロックごとの編集・削除が行えます。

今回は新着ムービー(新着ライブラリ)ブロックの編集画面を見て行きましょう。

XOOPS Cube ブロック編集画面

これがその編集画面になります。
編集画面は各モジュールの持つ特徴・機能ごとに内容が違います。

  • ブロックのタイプ・並び順
    ここでも縦四分割中の配置・縦の順序を”ブロックタイプ”と”並び順”で設定できます。
  • 表示する画面
    インストールされている全モジュールがそれぞれコンテンツとなっていて、ここではどのコンテンツ(モジュール)ページにこのブロックを表示させるかを設定出来ます。
  • タイトル
    ブロックのタイトルがここで変更出来ます。例えば通販向けモジュールをカタログとして使う場合等、そのままのブロック名ではゲストに解かりにくい場合に変更したりします。
  • コンテンツ
    見た目の変更をしたい場合テンプレートを編集する事ができます。
  • オプション
    表示件数 : ブロック内の新着表示件数を指定出来ます。
    表示タイトルの長さ : タイトル表示の長さを指定出来ます。この設定値を超えた部分は省略されます。
  • キャッシュの寿命
    XOOPSはDBと連動したphpによる動的表示になっています。ゲストがページを見る都度DBへアクセスしページを作り出しているので、ある程度DBサーバへ負荷がかかります。ここではDBにアクセスする必要が無いよう前もってキャッシュとして表示ページをサーバ上に保持する時間を指定します。
    数日~といった期間を指定した場合、データを更新してもキャッシュ保持指定時間が過ぎるまで反映され無くなりますので注意が必要です。

このように自由に設定を行う事が出来る訳です。
設定した結果はどうなるのか、表示画面を見て見ましょう。

XOOPS Cube トップページのブロックレイアウト解説

上記画像は当サイトのトップページです。
設定したブロックは茶色部分”X_movie Module 新着ムービー(新着ライブラリ)”の場所に表示されていますね。

XOOPSはブロックによって自由にレイアウト・設定が出来、更新も管理画面で簡単に行えます。

レンタルサーバ・自宅サーバをお持ちの方、またXOOPSを設置可能な無料サーバもあるようですので、ご興味のある方はXOOPS Cubeを使用してみてはいかがでしょうか。

詳細はこちら
XOOPS Cube 公式サイト