Cubase4で遊びつつ、Roland VK8M と Arturia MoogModularV をテスト録音してみました。
以前のエントリでちょっとだけ触れた話ですが、
Roland VK8Mをエディットして追い込んだ結果、1975年頃のELP風Hammondサウンドに近い音が作れたんです。
今回はそのサウンドをMP3でアップロードしてみました。
- 基にしたサウンドがこちら (YouTube)
※ロケート残表示03:35からHammond C-3サウンドのみになる箇所があります。
- 再現したのがこちら
VK8M and MoogModularV TestSong
またしてもクオンタイズすら無しの即席3分クッキング製法(笑)
ミスタッチ・テンポ揺れ有りの大変ショボイ仕上がりになってます(^^;VK8M標準機能のみでこの音を再現。
セッティングとしては、TONEで高音強調、クリックノイズ多目、3RDパーカッションは若干小さくしリリースの音量感を重視、ドローバーは下4本、コーラスはC1、AMPはTYPE4にする事で更に高域にクセを持たせました。
どうでしょうか、上の動画に肉薄してませんかね?
微妙かなぁ(^^;
他社HammondクローンとVK8の違い
KORG New CX-3、純正デジタル復刻Hammond達と比べてRoland VK8シリーズは細い・イマイチといった評判を聞くことがありますが、それはプリセットが大人し過ぎるのも原因だと思います。
私、KORG New CX-3を所有していた時期がありましたが、確かにトーンホイール素の音は素晴らしく抜け、高音はあの叫ぶような独特なアグレッシブ感がありました。それに比べVK8は大人しく、ジャズ向きな音が多いと思います。
しかしVK8のアドバンテージは総合的なバランスにあるんです。それは他社Hammondクローンと比べるとズバ抜けたアンプ・サーチュレーション・オーバードライブ・レズリー・スプリングリバーブです。
本物のレズリーやスプリングリバーブを導入されてる方には意味の無い事ではありますが…
今回のサンプルで少しでもVK8の素晴らしさが伝わると良いなと(^^;
※初代VK8のみAMP TYPE4が未搭載です。VK8mk2、VK88、VK8Mに搭載されています。
■追記
昔KORG New CX-3で作ったサンプルサウンド「Honky Tonker!」を資料としてMySpaceへアップしました。キャラクターの違いが良く分かるかと思います。ご参考までに。
http://www.myspace.com/tinysymphony