Waldorf倒産の際、社を移ったスタッフが作ったと言われる最新ソフトシンセ、
それがTERRATEC KOMPLEXERです。
注目すべきは「Waldorf micro Q と音色互換がある」という所でしょう。
Waldorfフリークとしてはチェックせずにはいられませんね!
夏頃からこのDEMO版入れっぱなしでした。
当時はベータ版だった事もあり、販売は行われていませんでしたが、ver1.0.2もリリースされ、ついに販売が開始されていました。
199,00€だから3万円ちょっとですね。そろそろ購入時かな…
Waldorf micro Qとの音色互換性は試せず…
手元にWaldorf Q/micro Q用のパッチライブラリCD「Dance and Tecno Programmed by Steve Key」があったので読み込ませてQと比べたかったのですが、DEMO版の制限で音色のロードが出来ず挫折。
このCD、Qと同じ音色がmicro Q用に調整され収録されてるんです。残念無念。
誰か試した方いらっしゃいませんかね?
KOMPLEXERの特徴
- シンク・リングモジュレーションが可能なオシレーター
- PPGやmicroWAVEから受け継いだWavetableを搭載 ※The WAVEやmicroWAVE XTと同じくオリジナルのWavetableを読み込ませる事も可能
- Waldorf micro Qと音色互換
- 8つのマクロコントローラ
- 最大256ボイス
- 2基のマルチモードフィルタ(コムフィルタを含む8タイプ)
- フレキシブルな変調マトリクス
- 4基のADSDSRエンベローブ
- 3基のLFO(ユーザが自由に波形を書けるLFO1基有)
- プログラマブルなアルペジエイター
- 5種類のエフェクト
- MIDIコントローラによる完全なオートメーションに対応
DEMO版の制約
- ロード・セーブ不可
- 20秒に一度だけ一瞬ミュート
- 起動後1時間後完全にミュート
- プリセット128個
サウンドの傾向ですがソフトシンセにありがちなアタック感の曖昧さは無く、かなりソリッドな印象です。
Waldorf micro Qと音色互換なので実機にも近い音なのかもしれません…しかし私が所有するのはWaldorf Qなので正直解りません。
Qと比べてしまうと全体的に柔らかく感じてしまいますが、これはmicro Qのデモを聴いた時の印象と同じです。
どこかでこの質感に近いソフトシンセがあったなぁと感じたのですが…
思い出しました。Rob PapenのBlueに似ているんです。
Blueもまた一聴しただけではソフトシンセとは思えないような鋭さを持っています。こちらもDEMO版が用意されていますので、ご興味のある方は是非お試し下さい。
興味の尽きないKOMPLEXER、WEBサイトでは紹介ムービーを堪能出来ますので是非ご覧下さい。
その素晴らしいサウンドに驚かれる事でしょう!
TERRATEC Virtual Analog VSTi synthesizer “KOMPLEXER”
http://audioen.terratec.net/
Rob Papen Blue
http://www.crypton.co.jp/mp/do/prod?id=27220